枝打ちが必要な理由とは?
2025/09/17
林業において、木の枝を切る作業を枝打ちと呼びます。
手間や時間のかかる作業ですが、なぜ行わなければならないのでしょうか。
今回は、枝打ちが必要な理由について詳しく解説します。
枝打ちが必要な理由
高品質な木材を生産するため
枝打ちは、林業において高品質な木材を生産するために必要な作業です。
一定の高さで枝を除去することで、節目のない木・真っ直ぐな木・目合の良い木が育ち、木材の商品価値も高まります。
また、年輪の幅・角度・構成が優れた木材を生産できるのもメリットです。
森林の見栄えを良くする
枝打ちをすることで、森林がすっきりとした見栄えになります。
見た目が良くなるのはもちろん、間伐や選木などの作業も行いやすくなるため、森林の整備・管理をするうえでも枝打ちは欠かせない作業です。
環境の改善
枝打ちは、森林内の日当たりを良くするためにも必要です。
無駄な枝を除去することで、森林内の日当たりが良くなり、病害虫の発生を抑えたり下草の生育を促進したりする効果が期待できます。
花粉症対策
ヒノキやスギなどを生育する場合、花粉の飛散が問題になるケースが多いです。
枝打ちを行うと花粉の飛散量が減るため、花粉症対策にもなります。


