樹木が腐朽するリスクとは?
2025/09/21
木材腐朽菌と呼ばれる菌が入り込み、樹木の支持力を低下させる現象を腐朽と呼びます。
樹木を生育する時によく問題になりますが、どのようなリスクがあるのかご存じでしょうか。
今回は、樹木が腐朽するリスクについて詳しく解説します。
樹木が腐朽するリスク
強度が低下する
木材腐朽菌が入り込むと、木材を構成する成分が分解されるため、強度が低下します。
症状が進行すると内部に空洞が生じ、さらに強度が低下するケースもあるため注意が必要です。
倒木や枝の落下
腐朽した樹木は、風・雨・雪などの外的要因の影響を受けやすくなり、倒木や枝が落下するリスクが高まります。
倒木により人が怪我をしたり、周囲のものを破損させたりといった事故も起こりかねないため、しっかり対策しなければなりません。
健康被害
樹木を腐朽させる木材腐朽菌は、空気中に胞子を拡散させるため、健康に影響を与える可能性があります。
胞子を吸い込むと、呼吸器系の疾患やアレルギーを引き起こすことも少なくありません。
シロアリの発生
木材腐朽菌とシロアリは、発生条件における共通点が多いです。
そのため、腐朽した樹木にはシロアリが発生するリスクもあります。
腐朽し弱くなった樹木は、シロアリの食害を受けやすくなり、被害が拡大する可能性があるため注意しましょう。


