針葉樹と広葉樹の特徴を解説
2025/10/15
樹木は、おおまかに針葉樹と広葉樹の2つに分けられています。
葉の形が針状のものを針葉樹、葉が平たいものを広葉樹と呼びますが、それぞれどのような特徴があるのでしょうか。
今回は、針葉樹と広葉樹の特徴について詳しく解説します。
針葉樹と広葉樹の特徴
針葉樹
葉の形状が針状やウロコ状になっており、主に寒冷地や高山に分布しているのが針葉樹です。
幹がまっすぐ上に伸び、軽くて扱いやすいため、柱やハリなどの建築の構造材としてよく用いられています。
明るい淡色の種類が多く、木目がはっきりとしているのも針葉樹の特徴です。
ただし、柔らかく傷がつきやすいため、使用する場所には気を遣う必要があります。
スギ・ヒノキ・マツなどが代表的な樹種です。
広葉樹
針葉樹よりも複雑な組織構造をもつ広葉樹は、硬く耐久性に優れているのが特徴です。
傷もつきにくいため、家具や床材の素材としてよく用いられます。
一般的に重く硬い特徴をもちますが、豊富な種類のなかには軽く柔らかい樹種もあり、性質の幅が広いことも魅力です。
針葉樹に比べると加工が難しく、高価なものが多い傾向にあります。
代表的な樹種は、ブナ・ナラ・カエデなどです。


